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【新たな】私の巫女様X【目標】
[971]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/10(火) 22:12:37 ID:???
-Side 海上艦隊中学校 監督-
〜ロッカールーム〜
艦娘達がそれぞれ重い表情で、前半を終え帰って来た。
相手は昨年、長野県大会にて二回戦負けを喫したと聞いていたチーム。
長野県立 諏訪社中学校。
"様々な事情で"
対外試合をめったに行えない我々は、
龍田の紹介で、このチームを長野から招待する形で練習試合を行った。
第一艦隊を用いず、第二艦隊と新しく入った駆逐艦 ――全員一年生だ―― でこれを迎え撃つ事とした。
省38
[972]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/10(火) 22:35:28 ID:???
赤城
「ふぅ……食べねば」 ガツガツガツガツ
……一心不乱に食べ、飲む事で、磨り減った体力を戻している。
その表情にはありありと "体力さえあれば失点はしない" と言った意思が、現れている。
自信があるのはいいが、自信過剰すぎる。
加賀と並んで、一航戦はプライドと責任感が高すぎる。
だから実力では互角でも、龍驤(りゅうじょう)を正ゴールキーパーにせざるを得ないのだ。
対外試合を通じて、その自信を剥がして欲しかったが……。
省30
[973]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/10(火) 23:06:18 ID:???
天龍 龍田
「……」 「……」
この二人は、反省しているようだな。
となれば……無理矢理使いつづけることも、ない。
海上中監督
「ベンチで頭を冷やしていろ、試合展開によってはまた出すぞ。 返事!」
天龍
「はっ、はい! 天龍、了解したぜ」
龍田
「龍田、了解したわ」
この二人は、これで良し。 次は……。
海上中監督
「島風、雪風!」
島風
「おうっ!? なんですか、提督?」
雪風
省1
[974]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/10(火) 23:18:37 ID:???
二人に対して言う事は、ただ一つだ。
海上中監督
「もっとボールに絡め、ずっとサイドに張り付いているんじゃない。
中央に入って来たりして、もっと試合に関わるんだ」
島風
「そっか……わかりました、提督!」
雪風
「雪風、了解しました、しれぇ!」
一年生だからか、与えられた場所に対する意識が高すぎる。
せっかくの試合なんだ、もっと駆逐艦には動いてもらわねばな……。
//一旦ここまで。
[975]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/14(土) 01:03:10 ID:???
暫くお休みします。
[976]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/31(火) 23:09:26 ID:???
-海上艦隊中 提督Side-
海上中監督
「さて、次は第六駆逐隊だな」
私が第六駆逐隊 ――暁、響、雷、電からなる駆逐艦隊だ―― を見れば。
揃って目を背けたり、バツが悪そうにしたりと……居辛そうな雰囲気を出していた。
暁
(一人前のレディなんて言ってるけど、何も出来てないじゃない、悔しい……!) ギリリ
響
(参ったね。 一年生とは言え、完全に足手まといだ) シュン
雷
省24
[977]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/31(火) 23:10:51 ID:???
海上中監督
「最後までがんばれ、って事だ。 もう無理だと思ったら、代えるけどな?」 ナデナデ
電
「はわっ!? ……も、もっとなでて欲しいのです」 エヘヘ
電の、ふわふわとした栗色の髪。
撫でてやると、ふにゃあっ……と表情を蕩けさせ、甘え付いてくる。
これが可愛いので、ついついやってしまう。
雷
(ずっ、ずるい……!)
「い、電。 よ、よかったわね……?」
暁
「わ、私は一人前のレディーだし、ナデナデなんてされなくていいもん!」
省14
[978]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/31(火) 23:12:12 ID:???
赤城
「もぐもぐもぐ……ごくん。 作戦会議でしょうか?」
磨り減った体力を、少しでも取り戻すためか……。
口一杯にボーキサイト・チョコを頬張り、ドリンクで流し込む赤城が、そこに居た。
海上中監督
「……赤城は、出来るものなら完封して見せろ。 いいか、考えるべきはチームの勝利だぞ」
赤城
「はい。 私にお任せ下さい」
こうは言ったが、赤城の体力が限界に近い事は解っている。
はっきりと言えば、私は赤城に失点して欲しいのだ。
省19
[979]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2013/12/31(火) 23:17:38 ID:???
海上中監督
「いいか、相手はなかなか強い。 だが、実力は我々が上だ。
真正面からねじ伏せてやれ、信じているぞ!」
艦娘達の合図を聞き、グラウンドへ走らせる。
大丈夫だ。 相手は予想以上に強かったが、勝てない相手じゃない。
私の育てた艦隊の強さを、思い知らせてやろう。
サッカーも戦争も、艦隊戦も。
一隻、一人が強いだけでは勝てない事を、思い知らせよう。
――――――――――――――――――――――――――
//このスレでの本編進行はここまで。
省8
[980]森崎名無しさん:2013/12/31(火) 23:22:19 ID:???
【敵艦隊】私の巫女様Y【撃沈なるか】
[981]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2014/01/05(日) 06:18:31 ID:???
-Side ボランチくん-
〜外伝 ボランチくん、がんばる〜
ボランチくん。
東京、東邦学園中東部から転校してきた、変わり者。
その理由は凄く簡単、 "君代 命と一緒に居たい" から。
サッカーの実力はそこそこ。 そこそこ以上の何者でもない。
容姿も普通。 鍛えてはいるが、取り立てて鍛え抜かれた〜のような枕事名が付くほどじゃない。
そういう意味なら、同じ男で一年の、村澤の方がよっぽど鍛えられている。
省28
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0ch BBS 2007-01-24