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1- レス

【新たな】私の巫女様X【目標】


[975]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/14(土) 01:03:10 ID:???
暫くお休みします。

[976]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:09:26 ID:???
-海上艦隊中 提督Side-

海上中監督
「さて、次は第六駆逐隊だな」

私が第六駆逐隊 ――暁、響、雷、電からなる駆逐艦隊だ―― を見れば。
揃って目を背けたり、バツが悪そうにしたりと……居辛そうな雰囲気を出していた。


(一人前のレディなんて言ってるけど、何も出来てないじゃない、悔しい……!) ギリリ


(参ったね。 一年生とは言え、完全に足手まといだ) シュン

省24

[977]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:10:51 ID:???
海上中監督
「最後までがんばれ、って事だ。 もう無理だと思ったら、代えるけどな?」 ナデナデ


「はわっ!? ……も、もっとなでて欲しいのです」 エヘヘ

電の、ふわふわとした栗色の髪。
撫でてやると、ふにゃあっ……と表情を蕩けさせ、甘え付いてくる。
これが可愛いので、ついついやってしまう。


(ずっ、ずるい……!)
「い、電。 よ、よかったわね……?」


「わ、私は一人前のレディーだし、ナデナデなんてされなくていいもん!」 省14

[978]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:12:12 ID:???
赤城
「もぐもぐもぐ……ごくん。 作戦会議でしょうか?」

磨り減った体力を、少しでも取り戻すためか……。
口一杯にボーキサイト・チョコを頬張り、ドリンクで流し込む赤城が、そこに居た。

海上中監督
「……赤城は、出来るものなら完封して見せろ。 いいか、考えるべきはチームの勝利だぞ」

赤城
「はい。 私にお任せ下さい」

こうは言ったが、赤城の体力が限界に近い事は解っている。
はっきりと言えば、私は赤城に失点して欲しいのだ。
省19

[979]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:17:38 ID:???
海上中監督
「いいか、相手はなかなか強い。 だが、実力は我々が上だ。
真正面からねじ伏せてやれ、信じているぞ!」

艦娘達の合図を聞き、グラウンドへ走らせる。
大丈夫だ。 相手は予想以上に強かったが、勝てない相手じゃない。

私の育てた艦隊の強さを、思い知らせてやろう。

サッカーも戦争も、艦隊戦も。
一隻、一人が強いだけでは勝てない事を、思い知らせよう。

――――――――――――――――――――――――――

//このスレでの本編進行はここまで。 省8

[980]森崎名無しさん:2013/12/31(火) 23:22:19 ID:???
【敵艦隊】私の巫女様Y【撃沈なるか】

[981]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:18:31 ID:???
-Side ボランチくん-
〜外伝 ボランチくん、がんばる〜

ボランチくん。
東京、東邦学園中東部から転校してきた、変わり者。

その理由は凄く簡単、 "君代 命と一緒に居たい" から。

サッカーの実力はそこそこ。 そこそこ以上の何者でもない。
容姿も普通。 鍛えてはいるが、取り立てて鍛え抜かれた〜のような枕事名が付くほどじゃない。

そういう意味なら、同じ男で一年の、村澤の方がよっぽど鍛えられている。
省28

[982]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:21:16 ID:???
ボランチくん
「こっちは……女生徒からの差し入れか、うん」

人間界に舞い降りた聖女の如き命の事だ、きっと目に付いたから助けたのだろう。
お礼の言葉と共に、小さく小洒落たお菓子が、袋詰めされている。

流石にこれを捨ててしまうほど、外道では無い。 丁寧に下駄箱へ戻すと、自らの教室に入る。
荷物を置くやすぐに、サッカー部室へと直行する。
慣れきった動きであった。 ワザマエ、である。

ボランチくん
「ふぅっ……」 ガチャ
省16

[983]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:26:06 ID:???
君代 命
「おだてても、何も出ませんよーだ。 それより、タオル下さい……汗かいちゃって」

ボランチくん
「うん、ある。 はい」 

何を考えたか、ボランチくんはタオルを手にしたまま腕を広げる。
まるで、この胸に飛び込んで来いと言わんばかりだ。

君代 命
「お願いしますねー」 スルッ

そこへ、命は躊躇いなく滑り込む。

ボランチくん
「……」 ゴシゴシ コシコシ

滑り込んできた命を、まるで硝子細工でも扱うかのように。 省19

[984]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:30:10 ID:???
自分とて男だ。
東京時代、コンビとして仲が良かった自覚は、ある。

命は、自己主張がニガテな自分にも、分け隔てなく接してくれた。
だから自分も、命に捧げられる物は、出来うる限り捧げてきた。

かといって、これはどうなんだろうか?
体を拭いてあげた命は、何の疑いもなく、目の前で制服に着替えている。

君代 命
「ふんふ〜ん♪ いままでっ、とどかなくって〜♪」 ルンルン スルスルッ

のんきに、鼻歌まで歌っている。 省23


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