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1- レス

【目指すは】俺inキャプ森1【全国】


[415]森末(仮):2013/09/25(水) 00:07:51 ID:???
>A.「点は取れたけど、それも油断していたお前から取った1点だ。次は万全の状態のお前から取って見せるぞ!」
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板野としては、この試合の成果は決して満足のいくものではなかった。
道大会では向かう所敵なし、チーム内でもキック力は松山よりも上の板野である。
そんな板野がこの試合で残せたのは、油断をしきっていた中西から出会い頭に奪えた1点だけ。
この世代No.2のキーパーである中西から1点を取れたとはいえ、手放しに喜べるものではなかった。

中西「はぁ……そら勘弁してくれや。 お前らとやり合うのはワイはこりごりやで」
板野「えー!?」
中西「松山の北国シュートだけでも洒落ならんのに、
   お前みたいなストライカーまでもっと強うなったらどんだけ強いチームやっちゅうこっちゃ!」

一方でこの発言を聞いた中西は、手を小さく振りながら勘弁してくれと言う。
弱気な発言ではあるが、キーパーとしては素直な感想だろう。
事実、松山と板野がいるふらのは、攻撃力だけならば全国でもトップクラスである。

中西「まあ、ゆうてもワイもこんままじゃ終わられへんわ。 来年こそはお前らにも1点を許さん!」
板野「……こっちこそ! 今度はハットトリックしてやる!」
中西「ま、2回戦も頑張れや。 ワイらに勝ったからには、優勝くらいしてもらわんとな」
板野「うん!」
薫「中西、戻るぞ!」
中西「わかりましたキャプテン! ほなまた、来年会おうや」

その後、中西はその大きな手で板野と握手を交わすとフィールドから去っていった。
板野はその後ろ姿を見、そして手に未だに残る感触を確かめるように握りこぶしを見ながら思いにふける。
キャプテン翼、キャプテン森崎に登場する中で、初めて対戦をした敵のプレイヤー、中西太一。
彼の実力は間違いなく本物であったと、そう確信をしながら……それと同時に残念に思う。

来年は恐らく、彼とはこの全国大会では出会えない事を。
府大会を突破するのは違う中学になるであろう事を、彼は知っていたのだから。


0ch BBS 2007-01-24