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1- レス

【目指すは】俺inキャプ森1【全国】


[631]森末(仮):2013/10/01(火) 23:06:06 ID:???
松山達の感謝の言葉を否定する折、藤沢の口からはやはり全国大会で松山の怪我の一因を作った事が飛び出す。
これに松山は疑問符を浮かべ、全国大会で何かあっただろうかと首を捻るが、
それでもなんとか藤沢が悩んでいる事に気づき、気にする事はないとフォローをする。
些か間があったような気がするが、鈍感男である松山が気づけたというだけでも大金星だろう。

町田「(よし! ここよ、ここで決めるのよ!)そういえば美子、皆にプレゼントがあるのよね?」
板野「(ここで仕掛けるのか!)えっ、プレゼント?」
藤沢「ま、町子……それは……」

松山の口から直接あの時の事は気にしていないと言われ、藤沢の心が幾分か軽くなったこのタイミング。
ここで町田は藤沢がプレゼントを持ってきていると発言をする。
今の流れならば藤沢も心置きなくプレゼントを渡す事が出来るし、
何よりこう言えば、結局勇気が無くて渡せなかったというありきたりな展開の逃げ道を防ぐ事が出来る。
少々強引ではあるが、町田としてもこの機を逃す訳にはいかないと心を鬼にして藤沢の背中を押す。

町田「因みに私は、洋書の絵本を貰ったわ」
板野「へー……(子供っぽい……とも違うのかな。 なんていうか、オシャレな表紙だ。
   ……来年の8月になったらアメリカに引っ越すし、父親の関係で外国とかに縁があるのかな?)」
町田「ほら美子、早く松山くんと板野くんに渡しちゃいなさいよ」
藤沢「う、うん……えっと……板野くんには、これを」
板野「これは……毛糸で出来たマスコット?」

ようやく観念をしたのか、藤沢は脇に置いていたカバンから2つの袋包みを取り出し、その小さい方をまず板野へと手渡す。
早速中を開けてみると、入っていたのは毛糸で出来た可愛らしいクマのマスコット。
つぶらな瞳で思わずほっこりしてしまうが……。

板野「(どう考えても松山のマフラーを作るついでに作った感ありありです本当にありがとうございました)」

その毛糸の色が青……以前学校で見た、藤沢が持ってきていたマフラーの色と全く同じものである事に気づき、
板野は心中で思わずため息を吐く。
とはいえ、このクリスマスパーティーが決まったのもつい最近の事。
本命である松山へのプレゼントだけでなく、おまけである板野へもプレゼントを用意していた事に感謝をすべきだろう。


0ch BBS 2007-01-24