※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【目指すは】俺inキャプ森1【全国】
[636]森末(仮):2013/10/02(水) 00:05:14 ID:???
そして、板野達とも別れた松山達は、そのまま藤沢の家に着くまで話しながら歩いていた。
とはいえ、その会話は主に松山がサッカー部の事についてあれやこれや言うだけであり、
藤沢はそれに対して相槌を打つだけ。
それでも藤沢にとって幸せな時間だったというのは、言うまでもない。
松山「ふぅ……それにしても暖かいな、このマフラー。
丁度前まで使ってたのも古くなってきてたから、貰えてよかったよ」
歩く松山の首元には、先ほど貰ったばかりの爽やかな青色のマフラー。
思いがけぬプレゼントを貰って嬉しかったのか、松山は笑顔で再度藤沢に礼を言い、
藤沢は真っ赤になり、やはり照れる。
松山「それにしても、本当にプレゼントとかいいのか……?
今すぐ……って訳にはいかないけど、何か欲しいのがあれば用意くらいは……」
藤沢「さっきも言ったでしょう? 私はいいから……」
松山「そうか? でもなぁ……」
ただ、やはり律儀な男である松山としては、プレゼントを貰いっぱなしというのは居心地が悪いらしい。
藤沢に何か欲しいものがあれば、金額的には限度があるものの用意はすると言うも、
藤沢はそれを拒みながら……ふと、何かを思いついたように微笑を浮かべて口を開いた。
藤沢「もしも何か返したいって言うんなら……」
松山「どうした? なんでも言ってみてくれ」
藤沢「……来年の全国大会で、優勝してみせて」
松山「えっ?」
藤沢が望んだもの、それは金品ではない、金では買えないもの。
しかし、松山にしかきっと成し遂げられない事柄であった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24