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【序戦】ファイアーモリブレム43【ラムカーネ軍団】
[117]モリブレム ◆SC4m0znkxI
:2014/02/26(水) 09:59:45 ID:???
森崎有三。多くの選択肢という枝分かれしてきた道を進んできた自分の人生は一言で語れるほど安くはない。
その場での感情で動いたこともあれば、後々のことを考えた打算的な行動もあった。
魔が差したことでの悪意もあれば、本能に従った親愛の情もあっただろう。
その一つ一つが多くの迷いの末に選び出された『真実』であり、前に進もうとする『意思』のはずだ。
森崎「本物?偽物?そんな言葉にいちいち縛られているようじゃ『キャプテン森崎』の名が廃るぜ!
そこに気づけないようじゃいつまでたっても俺の存在を消すことなんかできやしねぇ!」
真実は一つではない。ラムカーネが自分の今の生き方を認めず抹消しようとするのが真実ならば。
その横暴を許さず、必死に抵抗することもまた、真実であることは明確だ。
森崎「御託はいらん!俺は俺であることを、森崎有三であることを疑わねぇ!
決着を着けるぞラムカーネ!この試合が終わった時、お前の問に意味が無いことがわかるだろうさ!」
ラムカーネ「けっ。熱く語りやがって。まぁそういうポーズは大事だよなぁ。
かっこ良く正論を語っているうちは周りは同調し応援してくれる。でもよぉ……」
にたりと笑みを浮かべる自分と同じ顔の男は森崎の強い決意の言葉などどこ吹く風と手を仰ぐ。
ラムカーネ「俺には分かるんだぜぇ?お前の内側にあるそのドロドロとしたクソ汚ねぇ感情がよぉ。
なんせ俺はお前の心から分かれたんだからなぁ。綺麗事を並べるなんてサルでも出来るさ。
その綺麗事がうぜぇから、憎たらしいからお前は俺を求めたんじゃねぇのかよぉ?
……まぁいいさ。どうせ結果は見えている。精々最後の試合に爽やかな汗を流すんだな。うけけけけっ!」
赤い月が妖しく光るマケドニア山岳砦の広い平原の下にて。
二人の森崎有三は己の尊厳を賭けた戦いの火蓋を切って落とすのだった。
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