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【序戦】ファイアーモリブレム43【ラムカーネ軍団】
[242]モリブレム ◆SC4m0znkxI
:2014/03/07(金) 08:11:00 ID:???
パオラ「(体が熱い。いえ、心が、魂が熱く震えている。
仲間から託されたという責任感。自分の技がどこまで通用するのか試したい挑戦心。
目の前に立ちふさがるDFたちからの威圧感。外してしまうのではないかという恐怖心。
このかけらの持ち主は、シュートを撃つ瞬間に
いつもこのような熱さに耐えながら気力を振り絞っているのね……)」
きっと希望が切り開けると信じてやまない赤い炎。自身をも焦がしかねない黒い炎。
2つの炎の温度がパオラの体を熱くさせ、溶かし、されども頭の思考は真逆のように冷却化していく。
パオラ「(カール・ハインツ・シュナイダー……若き皇帝と呼ばれる気高き貴方の力を今こそ私に!)」
Cローローの長身を活かした頭から突っ込むクリアーは打点こそ高いものの圧力はさほどでもない。
鋭く振りぬいたパオラの右足の前に、あっけなく道を譲るしか無かった。
ドシュウッ!!
Cローロー「(そんなァ……まだ、足りないっていうのか。俺の平凡な才能では
いくら体を、心を闇に染めてでも一流の選手だけが見える景色は見えてこないのか……!?)」
Cローローは身を投げ出されながら空を仰ぐ。そのときパオラと一瞬だが目があった。
その燃え盛る瞳には見覚えがある。自分がトモダチのために。森崎のためにと
決死の思いで迫り、右足に深く根強く研ぎ澄まされたスパイクの歯を食い込ませたあの男の瞳そのものだった。
タンカで運ばれていく弱々しい姿。しかしその鬼の形相は今でも夢に見るほどに竦み上がるほどだった。
『この借りは、必ず返す』
勝利を確信しながらも相手に敬意を払う優雅なパオラの笑みも、今のCローローにとっては恐怖を煽る氷の微笑だ。
Cローロー「う……うわぁ……うあ……ぁぁ……うああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
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0ch BBS 2007-01-24