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1- レス

【序戦】ファイアーモリブレム43【ラムカーネ軍団】


[35]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/22(日) 16:27:43 ID:???
ラムカーネの言葉だけが自分自身を体現する真実ではない。それは森崎自身が一番知り、理解していることのはずだ。
それでもあの男を目の前にして自信がぐらついてしまうのは、あの男の言葉もまた『真実』の一つからなのだろう。
愉快そうに笑い挑発じみた態度で腹を抱えるラムカーネに対し、マルスは口を真一文字にし前に出る。

マルス「……君が森崎の『過去』を体現した存在かもしれないということは聞いている。
    だが、森崎は僕に軍の総大将として恥ずかしくない覚悟を持てと厳しく諌めてくれた。
    それが僕の存在を引きずり下ろす魂胆があったのだとしても、確かにそれがキッカケで僕は変われたんだ。
    どんな過去や目的や過程があったとしても、僕は今眼の前にある結果と現実を受け入れている。
    それが僕にとっての『真実』だ。君にとっての『真実』とは違う、僕だけの『真実』だ!」

森崎「マルス……お前……」

マルス「戦場では君が僕を、サッカーでは僕が君を支える。この誓いを掲げた夜も今日のような満月だったね。
    ……森崎。僕は君を信じるよ。だから君も君を信じ続けることを諦めないで。
    君が挫けて倒れそうになったとしても僕が、僕達が必ず支え続けてあげるから」

マルスはアリティア軍メンバーを集合させると、森崎と並んでラムカーネの前に歩み寄る。

マルス「その勝負、引き受けよう。軍の総大将として、そして誇りある親友の尊厳にかけて」

ラムカーネ「くっくっく……気に入らねぇんだよ。その何もかも見通してますってような澄ました目がよ」

森崎「(……マルス。お前が俺の過去を受け入れ今の俺を信じてくれているというのなら……
   俺が目を逸らすわけにはいかないよな。こいつは俺であり俺じゃない。
   俺であって俺ではない。真実は一つじゃない。だから俺も!)」

ラムカーネ「あぁ?……何だその目は。本物様に楯突こうとしてるそのクソ生意気な目はよぉ!?」

森崎「もう、目は逸らさない。俺は俺を……お前を倒して前に進むんだ!」

ラムカーネ「言ってろよ。どうせ何度も何度も情けなくやり直して
      良い結果だけを選びとって先に進んできたみみっちい人生のくせによぉ!」


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0ch BBS 2007-01-24