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キャプテン松山31
[303]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2014/01/03(金) 22:22:50 ID:???
松山「(もしかして超反応と神速に土壇場で目覚めてかわしたのか!?)」
ふっとわいた考え、しかしすぐ自分で打ち消す。
死の間際に立たされパニックにならなかったためか、一瞬ごとの映像を鮮明に覚えている。
核弾丸がブチ当たる直前に、草むらから何かが左右に跳ねながら、自分の体にぶつかり退かしたのだ。
松山「(誰かが……助けてくれたのか?)」
もしそうであるならば救いの女神に他ならない。
誰であっても感謝の念と敬いをもって接さねばならないだろう。そして足音が近づいてきた。
??「大丈夫?」
少女の声だ。倒れてる自分よりさほど離れてないところの声から察するに小柄。聞き覚え、あった。
松山「う、ああ、大丈夫です! お、俺を助けてくれたの、……?」
目前にあったのは、慈愛の笑みを浮かべる少女ではなかった。
ふてぶてしく、いかに搾り取れるかを計算する狡猾な色の瞳を笑いを浮かべた……兎少女だった。
てゐ「あ〜よかった、死んじまったら一銭にもならなかったウサ。
生きてないと謝礼要求もできないからねぇ〜〜〜〜? ……ねぇ〜〜〜〜〜〜??」
松山「…………………………」
北海の荒鷲。 己の運の悪さと共にはっきりと自覚した。
この世に、自分の救いになる慈愛の女神も心清らかな美少女もどこにもいはしないのだと!
松山は無気力を貼り付けた無貌のまま、のろのろとてゐの小さな手のひらにあり金全部乗せた。
てゐ「ま〜〜〜いどっ♪ いやぁ姫様達のケチと思ってたけど意外なお年玉げっとウサ♪」
今は夏だ、正月はずっと先だ、とツッコミ入る場面だが、松山の心を占めていたのは別のこと。
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0ch BBS 2007-01-24