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キャプテン松山31


[336]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/02/17(月) 22:36:37 ID:???

松山が問いかけるより早く、お空が妹紅の腕をとり、屈託なくこう言いのけた。

お空「すっごいんだよこの人!
    ドーン!と強くぶつかったって、臨界点まで激しくしたって、しばらくしたらケロリとしてるの!
    も〜全力核融合しまくれて気持ちよかったし、楽しかった!!」
松山「……え゛?」
妹紅「喜んでくれてるのはありがたいが、練習はもうおしまいだし、今日限りだよ」
お空「え〜〜〜〜〜〜〜!?」

残念がるお空だが、今のやりとりに含まれた意味を考えると、松山おおいに落胆と慄然せざるをえない
この練習をセッティングしたのは、普通の人間より怪我の回復が早いらしい妹紅を相手にすることで。
どの程度の出力なら怪我を負わせないか、審判に笛を吹かれることない加減を覚えてほしい意図の下。

松山「(それが……逆効果覿面。全力出せる開放感で加減もなにも頭から飛び出しちゃったのか……。
    結果論でしかないけど……どう考えても失策になった、な……)」

これではお空は練習前と何も変わらぬ、暴風雨よりタチが悪い制御できない核災害みたいなものだ。
松山がその事実を指摘するのに困ってると見たか、妹紅がさばさばした口調で話しかけてきた。

妹紅「なぁ……よそんところの事情に口つっこむようだがさ。言わせておくれな?
    釘を刺すが、この鴉、ミラクルカップの試合に出すんじゃないよ?」
お空「…………? うにゅ…………、えっ?」
妹紅「練習でこいつの力を肌で感じたが、ぶんぶん腕振り回す子供みたいな鴉には馬鹿デカすぎる。
    全力でやらせたら、博麗の巫女の防護結界もブチ抜きかねないよ。
    そうなったらとんでもないことになる、うちには普通の村人もいるだけに看過できないね」

妹紅は淡々と、感じた事実だけを語り、試合の安全面を損ないかねないと松山とお空に聞かせてきた。
理解力に乏しいところがあるお空だったが、段々と理解が及んでくると、焦燥色を顔一杯に浮かべた。



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0ch BBS 2007-01-24