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キャプテン松山31


[38]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2013/10/09(水) 00:02:33 ID:???

松山が社務所に目を戻すと、背後から、いかにもかったるそうな声がした。

松山「誰だ?」
???「うにゃ?」

射命丸文と似たデザインのブラウスに、黒と紫チェックのスカート着用の、これまた美少女だ。

松山「(……? 誰だ? この人も初見だが、誰かよく知ってる人と共通点あるようでないような」
???「何よあなたジロジロと、やらしー」
松山「んなっ!?」

松山が思いっきり仰け反り目を剥く発言をかました後、ちょっとどいてと押しのける。
最適の場所だと言いたげに、シュパッと携帯電話を、屋根ブチ割った土くれに向けて―――

松山「!? あ、あれ、土壁が消えた!?」
???「しっかりこっちに写ってるわよ〜だ。 んーっ、日差しきっついし、お家カエロ」

松山に反応はしてるが、会話する気が見えない野放図さを見せる少女はてくてく帰ろうとする。

???「えっへへ〜、悔しがるよう、最近で一番ウザ系の顔文字つけちゃおみたいな? 的な!?」

ケラケラ人の悪そうな笑みで、周囲を見ず携帯操作する少女に、松山は出方を考えてしまう。

松山「(……。 苦手だ。 しゃべり方といい、生業といい俺の天敵、えーと1号?2号?
   とにかく天敵に該当しそうなんだが……まさか、いやきっと、あの子も守矢神社の新戦力?)」

思い切って声をかけるか? 目的上、当然そうするべきだが松山は躊躇を抱いてしまう。
視線が煩わしくなったのか、あちらのほうから肩越しにチラ見しながら言葉を投げてきた。

???「ねーっそこの冴えないアルビノさ〜。 用でもあんならさっさと言って」
松山「さっ、っ……。 すぅはぁ、それじゃ遠慮なく……」



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0ch BBS 2007-01-24