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1- レス

【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[124]森末(仮):2013/10/13(日) 20:51:27 ID:???
>A.銀の弾丸をモチーフにしたネックレスを買う
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板野「うーん……それじゃあこれを貰うよ」
矢車「それでいいのか? やはり俺と同じ奴をだな……」
板野「い、いいから! これでいいから!」

どうしても自分と同じものを板野に着けて欲しいのか執拗に進めてくる矢車であったが、
板野は両手を振って断り、銀の弾丸をモチーフにしたネックレスを買う事とする。
矢車は少しだけしょんぼりと下を向くものの、すぐにそのネックレスを袋に包み、
板野から代金を受け取るとそれを手渡す。

矢車「まいどあり……」
板野「うん、ありがとう。 学校とかでは使えないけど、お守り代わりに持ち歩かせてもらうよ」

中学生である板野にとって、このアクセサリーを使用する機会というのは少ない。
学校のある時は当然校則違反になるからつけてはいられないし、
プライベートの時にと言ってもこれからは全国大会が始まりそれが終われば(恐らく)全日本Jrユースの合宿である。
だが、ここまで1年と少しの間をふらので過ごした思い出、
そういったものを全国へも持っていきたいと板野は考えていた。

大会が始まれば矢車や多田野、ダルビッシュといったこの地で出会った者達と会う機会は殆どなくなるが、
それを忘れないよう、いつでもこのふらの時代を思い出せるモノを手に入れたかったのである。

矢車「兄弟……俺には日なたの道は眩しすぎる……。 お前が目指そうとしているものもな……」
板野「矢車くん……」
矢車「サッカーは詳しくないが……南葛とかいう奴らがV2を達成して日なたの道を歩いているそうだな。
   だったらそいつらを地獄に落としてやれ……這いつくばらせるんだ」
板野「……頑張ってくるよ! 絶対に優勝してみせるから、応援しててね!」

矢車なりの激励の言葉を受け、板野はその場を後にする。
その後ろ姿を寂しげに見やりながら、矢車は眩しそうに目を細めつつ、ひっそりと商売に戻っていくのだった。


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