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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[138]森末(仮):2013/10/13(日) 22:42:25 ID:???
明らかに地球上のどの生物とも違う姿をする森末は、知らない人から見れば珍獣である。
しかも人語を話し、家事全般をそつなくこなすという一般の動物とはまるで違う。
森末が見つかりでもしたら途端にパニックになると板野は心配するも、
森末は笑顔でそんな心配はないと尻尾を振って否定しつつ、
自分がここにいた方が板野にもメリットがあるという点を話し始める。

森末「君の大きなアドバンテージは、この先の歴史などを知っている事だよ。
   だけどそれを誰かと共有する事は出来ない、これは大きなストレスになるよ。
   知っている事を誰かに話せない、隠しながらずっと話さなきゃいけないってのはね」
板野「うっ……まぁ確かに、森末がいてくれた方が心強いとは思うけど……」
森末「ただこの旅館にいない方がいいっていうのもわかるからね。
   僕はしばらく、大会が終わるまでこの辺りで野良精霊をやっておくよ。
   もしも僕に相談したい事が出来たら、以前のように頭の中で僕を呼んでおくれ」
板野「野良って……野宿するって事? 大丈夫なの?」
森末「心配いらないさ。 僕は精霊だからね」

言っている意味はよくわからないが、ともかく凄い自信なのは確かである。
森末が近くで見守ってくれているという方が板野としても不安が少なくなるのは事実であるため、
板野はなんとなく釈然としない気持ちになりながらも森末がしばらくこの地に残る事に納得をした。

森末「因みに、早速情報が1つ入ってる。 ほら、これサッカーの雑誌。 ここ読んでみな」
板野「なになに? 『東邦学園1年生ゲームメイカー・沢田、チームを離脱』
  『北詰監督はデリケートな事なので触れないでくれと取材拒否』……だって?」
森末「そう、一見すれば何か沢田に変な事があったのかなと思う記事だ。
   ただ、この時期、東邦関係者がいなくなる……となれば、君にもある程度は予想がつくだろう」
板野「……吉良監督の元に行った、って事?」


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