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1- レス

【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[153]森末(仮):2013/10/14(月) 00:35:11 ID:???
>★○○バヤシ→ スペード9 ★
>見上「まぁ……ぼちぼちだな(あの練習嫌いは終ぞ治らんかった……)」 ダメ林!
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片桐「(歯切れが悪いな……)」
見上「(環境がいい、才能がある、それは認めよう……。
    だがアイツは完全にそれに甘え、怠けていた……あのような事が続くのは困るのだがな)」

見上と共に西ドイツへと渡り、サッカーの本場――日本よりも整った環境である西ドイツでの修行をしていた若林。
そんな彼を待っていたのは偏見を持つ地元のチームメイトからの暴行やリンチであったが、
若林はそれを1人1人潰し、己の居場所を作るコトには成功をしていた。
だが、あくまでも居場所を作るコトだけであり……彼がチームメイトと仲良くする事はなかった。

そして、若林にとって不幸な事に、彼は恵まれた才能だけで当時正GKとして所属していた少年よりも鋭いセーブが出来た。
結果的に彼が己の実力は西ドイツでもトップクラスなのだと認識をし、
その地位に胡坐をかいてしまうようになってしまったのである。
もしも友人がいれば若林を奮起させるよう説得をする者もいたのかもしれない。
当時傍にいた見上もまた、もう少しやる気を出すようにと何度も若林に告げた。

だが、悲しい事に見上の説得は若林に対して暖簾に腕押し、彼に助言する友人もいない。
そうして彼は才能を更なる磨きにかける事なく、
しかしそのままの状態でも西ドイツトップのキーパーとなるだけの実力を課せられる練習だけで得てしまったのであった。

見上「(確かに今のままならばあのままでも十二分に世界には通用するだろう……。
    だが、将来……未来を考えた時に、あいつをあのままにしておくというのはな……。
    面倒な奴だ、まったく……)」


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