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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】
[322]森末(仮):2013/10/17(木) 23:44:54 ID:???
審判「君、今のは不注意が過ぎるぞ。 強引に突破を試みるのはわかるが、
明らかに君から当たりに行っていたからな」
板野「す、すみません……」
不幸中の幸いとも言うべきか、板野の反則は注意こそされカードは出なかった。
先ほど東一中の中井が反則を流されており、
また、板野の反則が故意によるものでは無いと判断された為によるものだが、
当然ながら突破に失敗をした板野は手放しで喜べる筈もない。
板野「ごめん皆、折角の駄目押し点のチャンスだったのに……」
松山「気にするな、反則はどうしてもつきものだからな」
山室「そうそう、焦るコトないって(他が失態犯してくれれば後々俺がしても見逃してくれそうだし)」
小田「まだこっちが2点差で勝ってるんだからさ(勝ちゲーっぽいしな)」
仲間たちに謝る板野であるが、周囲はそれを優しい声で励まし前半最後の守備に戻る。
一方でなんとか3点目を阻止出来た東一中はほっと安堵の溜息を吐くも、
決して状況が好転した訳ではない事はわかりきっており、一様に難しい顔をしながら敵ゴールを睨みつける。
早田「よくやった、倉持。 いい反則だ」
倉持「ありゃ向こうから当たりに来た感じだけどな……。
でもどうする? かなり深くまで攻め込まれちまった、ここから攻撃成功するのは骨だぜ」
早田「……これ以上は怪我も怖い、前半は流して後半に賭けるぞ。
最悪、ボールを奪って遠目から板野や松山が打ってくる可能性だってあるんだからな」
そして、東一中の主将である早田誠はこのフリーキックからの前半最後の攻撃を断念した。
カミソリシュートもカミソリパスも通じず、既にこちらの手は殆ど種切れ。
無理に攻め込み板野や松山がロングシュートを打ってくる可能性も否定できず、
ある意味では逃げの一手を打つ事になるのだった。
早田「(このまま終わってたまるか……! なんの為に大阪からわざわざこんなトコまで来たと思ってやがる!)」
それでも早田は試合を諦めていなかったが、既についた点差と手の内の差は埋める事は容易いものではなかった。
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0ch BBS 2007-01-24