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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[337]森末(仮):2013/10/18(金) 01:24:33 ID:???
今大会、キープ力はNo.1であるとの前評判を受けている松山にボールが渡った途端、
鋭い切れ味のスライディングタックル――通称『カミソリタックル』を浴びせる。
2点差により慢心をし、また早田が松山のマークを外れたとあってボールは松山に集まっていたのだが、
それを突く巧妙な守備であった。

見上「ほう、あの松山からボールを奪うか」
片桐「油断さえしていなければ、あのタックルの技術は随一でしょうね。
   タックルだけに関して言えば、大友の中山も超えているでしょう」

藤沢「…………松山くん」
町田「ああん、惜しい! もうちょっとで抜けたのに!」
藤沢「…………」チャキ

次藤「ごつかスライディングタイ。 佐野、お前なら抜けたと思うか?」
佐野「そうですね……。 ……ちょっと厳しいかな」
次藤「ふ、まあごつか相手がいればそこを避けるのもサッカータイ。
   ほれ、ふらのも丁度そういう風にしちょるタイ」

早田がボールをカットしても尚、試合はふらのペースで動いていた。
この試合、地味ではあるが右サイドハーフの若松が堅実に守備に精を出し、相手の攻撃の芽を上手く摘み取っていたのである。
東一中の早田と、ふらのの板野と松山。
彼らのエース対決は後半戦やや前者に傾きつつあったが、その脇を固める選手たちはふらのの方に軍配が上がりかけていた。

実況「これは上手い、若松くん綺麗なスライディングタックルでボールを奪い返しました!
   チームワークのふらの、全員でキャプテンである松山くんをフォローします!」

若松「(こんだけ活躍すれば後になってポカしても大目に見て貰えるよな? っと、そろそろシュートチャンスだ!)
   それっ、板野!」
板野「ナイスセンタリング!」


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