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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[398]森末(仮):2013/10/19(土) 22:08:11 ID:???
非常に苦しい言い訳であったが、奇跡的にも北詰は納得をしたようであり、
それ以上沢田に詰問をする事はなく以後は沢田の大会への参加を認めた。
これに安堵をした若島津は、北詰がその場から離れた頃を見計らい沢田にいなくなっていた間の事情を説明。
勝手に祖母を亡くなった事にされた沢田はあまりいい顔をしなかったものの、
北詰の性格を考えれば妥当な事だと判断をしつつ今度は自分が吉良監督の元で得た成果について説明を始める。

若島津「それで、どうだったんだ? 吉良監督の練習の方は」
沢田「地獄でした……沖縄まで連れて行かれて、台風の中海に向かってシュートを連発させられて……」
反町「……それ下手すりゃ死んでたんじゃないか?」
小池「でも、ガタイは良くなったよな? 筋肉もかなりついたんじゃないか?」

スパルタという言葉すら生暖かい、吉良のコーチング。
地獄の日々は沢田にとって思い出したくもないトラウマとなってしまっていたが、
その代償として沢田は強靭なフィジカルとボディバランスを手に入れていたようである。

沢田「大きな高校生を相手に、テクニックじゃなくてパワーで抜くなんて練習もさせられましたから……。
   パワーがあってこそテクニックが光る、とか言われましたけど……」
小池「力こそパワーだからな」
反町「まぁ、無事ならよかったよ……明日からの試合、出れるんだよな?」
沢田「はい、それは大丈夫です! 怪我とかもしてませんから」
若島津「頼りにしているぞ、タケシ」

弱点であるフィジカルの弱さ、当たりの弱さを克服した沢田。
一回り大きくなった彼の姿を見て少しの不安とそれを超える期待を抱きながら、
新たに戦力を増強した東邦学園の面々は午後の練習に精を出し始めた。


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0ch BBS 2007-01-24