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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[40]森末(仮):2013/10/11(金) 00:34:41 ID:???
山森「えっ!?」
高杉「ノートラップでボレーだと!?」
新田「いっ……けぇぇぇえええええええええ!!」

打たれる前に止めようとしていた山森と高杉が迫る前に……。
そう、止められる前に打つ方法を考えていた新田は、結論としてノートラップで隼シュートを放つ事を決めていた。
後方から飛んでくるロングパス、トラップする事も難しいこのボールを、走りながら、合わせる離れ業。

ぽこーんっ……てんてんてん

高杉「……なんだ? 全然タイミングがあってないじゃないか」
山森「(驚いた……まさか新田、ぶっつけ本番で決めるつもりだったのか?)」

それは当然のように、決まらなかった。
いや、決まる決まらないの問題ではない。
それ以前に新田はボールをインパクトする事すら出来ず、勢いなくボールは跳ねてゴールラインを割ったのである。

実況「これは新田くん、ノートラップでボレーシュートを放とうとしたのでしょうか?
   確かにマークを受けてこれまで1本もシュートを打てていない新田くん、
   しかしやはり無謀でしょう。 背後からのノートラップシュートに全然タイミングがあっていませんでした」

板野が弾丸シュートの開発にも苦労をしたように、
ただ強く蹴るだけに見えるシュートでもボールをコントロールする事は難しいのである。
新田は既に小学生時代からそのシュートを完成させていたが、それを更に昇華――。
即ちノートラップでボレーに持っていくというのはあまりにも高難易度のもの。
ぶっつけ本番の試合中に決められる筈がなく、実況のアナウンスすらも辛辣な声を上げる。

新田「(くそ……難しいのはわかってたさ。 でも、枠内にすらいかないなんて……!)」
岸田「おい、何やってんだ新田の奴。 あんな高等技術、出来るのか?」
浦辺「……練習じゃ一度もやってない筈だ。 ぶっつけ本番な筈だぜ」
西尾「大丈夫なのか? シュートを打てても、あんなのじゃ話にならないぜ」
中山「……いや、やらせてみよう(新田にはセンスがある筈だ。 もしかしたら……)」


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0ch BBS 2007-01-24