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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[667]森末(仮):2013/10/24(木) 23:42:02 ID:???
実況「決まったー! ふらの、更に追加点を加え点差は2点!
   決めたのはふらののエースストライカー、板野くん! こぼれたボールを拾ってからの強引な突破、そして豪快なシュート!
   正に今大会でも注目度No.1のストライカーと言えるでしょう!
   逆に花輪は苦しい! 前半24分、2点差に突き放されてしまいました!」

観客「すっげぇ、サッカーってこんなに人が吹っ飛ぶスポーツだったんだな」「ボール越しなら反則じゃないからな」
  「にしても本当にあんな小さい体なのにどうしてあんなにパワーあるんだ?」

前半24分、もうすぐ前半も終わろうかというこの時間帯にふらのが花輪を2点差に突き放すゴールを決める。
観客たちは再び火を噴いた板野のマグナムシュートの威力に熱狂し、持て囃す。
1回戦の東一中戦、2回戦の錦が丘戦でも見せたが、3回戦にもなれば観客たちの数も増えていく。
また、得点王ランキングでも来生や反町と並ぼうかという程の勢いを見せる数字も残しており、
全国で殆ど知名度を持っていなかった板野もここにきてようやく認識され始める。

政夫「あぁ……」
和夫「そんな……」

そしてフィールドでは、立花兄弟が無惨に吹き飛ばされた守備陣とスコアボードに視線をやって落胆をしていた。
前半終了間際に得点というのは、正に彼らがやりたかった事。
それを逆に彼らにやり返され、意気消沈をしてしまうのは無理からぬ事である。

和夫「くそっ、板野の奴め……! なんであんな選手が小学生時代無名だったんだよ!」
政夫「(俺達も抜かれ、完全に守備陣を崩壊させられた……この1点はアイツ1人に取られたようなものだな)」

怒りのやり場が見つからない和夫は、悪態をつきながら地団太を踏んで悔しがるが、
政夫はそれを窘めながらも板野の事を評価しつつ、それでもまだ諦めてなるものかと倒れている選手たちを起こし始めた。


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0ch BBS 2007-01-24