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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[713]森末(仮):2013/10/25(金) 19:16:05 ID:???
>E.「そういえばあのツインシュート……ポストを蹴って空中で打てない?」 デルタツインについて話してみる
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政夫「へっ?」
和夫「ポストを蹴って……だって?」
板野「(確か……デルタツインは、どれだけやっても森崎から点を取れなかった立花兄弟が、
    試合中に思いついてぶっつけ本番で放った技の筈だよな……)」

板野の記憶が正しければ、立花兄弟はこの時点でデルタツインシュートについて考えすら至っていない筈である。
何故なら、あのシュートはスカイラブハリケーンではあまりにも点が取れず、
とうとう足にも限界が来た2人が苦肉の策として思いついたシュートをその場で試して誕生したもの。
今日の試合、立花兄弟は敗北はしたものの得点自体は3得点と十分取っており、
デルタツインを打とうなどと思うシーンなど一切無かったのだ。

そう考えて板野が聞いてみると、立花兄弟は顔を突き合わせて呆気に取られていたが、
すぐにポンと手を打つと興奮をしたように甲高い声を立て始める。

政夫「ウキャッ! ウッキャキャー!!(なるほど、その手があったか!)」
和夫「ウッキ! ッキー!!(2人別々のポストから飛べば相手にポストを蹴られて落ちる事もないし、
   高い位置からツインシュートを打てれば相手はより取りにくくなるぜ!)」
板野「(うっ……で、出た猿語! 何話してるかまるでわからないぞ……)」

興奮したせいで思わず人間の言語を使う事を忘れてしまった立花兄弟だったが、
とにかく板野の言う『デルタツイン』の有用性には気づき、地元に帰ったら早速練習をしようという話になる。
よもやこんな所で新技のヒントを貰えるとは思っていなかった立花兄弟は敗北したばかりだというのに笑顔を見せるが、
しかし……とやや疑うような眼差しで板野に視線を向けた。


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0ch BBS 2007-01-24