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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】


[89]森末(仮):2013/10/13(日) 00:26:14 ID:???
しかし、三杉のあまりの活躍に己を見失い、なんとかクリアーをしなければと息巻いていた沢田はそのことに気づけなかった。
故にそのままヘディングでボールを弾き返そうとしてしまい……結果的に三杉の胸部を思い切り頭突きしてしまう。
これにより体勢を崩した三杉はボールをインパクトする事が出来ず、こぼれ球になるのだが……。
当然ながらこれは沢田の反則を取られ、審判の笛が鳴る。

ドサッ!!

三杉「ぐ……うぅ……」
沢田「あわわ……み、三杉さん!」

だが、反則を犯してしまったという問題以前に、沢田は顔面を蒼白させてしまっていた。
胸部――左胸を思い切りたたきつけた後の三杉は、そのまま地面に崩れ落ちそのままうめき声を上げて動かなくなったからである。

ざわ…… ざわ……

実況「こ、これは大変な事になりました! 東邦学園沢田くん、三杉くんにヘッドバットを決めてしまった!
   三杉くんは立ち上がれず、そのままフィールドに蹲ったままです!」

弥生「淳……!」

観客「いやああああ!私の三杉様がぁぁぁあ!」「私の三杉様にあんな事をしたのは誰!?」「野郎!ぶっ殺す!」

実況「ああぁ、観客席からはどよめきと黄色い悲鳴が上がっています!
   観客の皆さん、どうかゴミをフィールドに投げ込まないで下さい!」

沢田「あ、あわわわわ……わ、わざとじゃない! わざとじゃないんです!! 本当なんです!!」
反町「(沢田……観客席に向かって何度もペコペコして……)」
若島津「(PKか……痛いが、三杉が抜けるのならこの試合貰ったも同然だな)」

三杉「ぐぅぅ……」
救護班「苦しいだろうが、もう少しの辛抱だ……! 早く運ぶぞ!」
三杉「(僕の中学最後の試合……最後の大会が、こんな形でなんて……!)」


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0ch BBS 2007-01-24