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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】
[91]森末(仮):2013/10/13(日) 00:29:20 ID:???
もしも沢田が三杉に接触し、三杉が途中退場していなければ……。
それはこの試合を観戦していて誰もが思った事柄である。
だが、結果として東邦は勝ち、武蔵は負けた。
実況の言うようにサッカーに怪我はつきもの、と考えればこの結果も致し方なしなのだろう。
試合には勝ったが勝負では負けた、東邦のメンバーの殆どがそう考え、
都大会優勝とあっても浮かれた顔をするものは少なかったが、それでも勝ちは勝ちである。
控室に戻った彼らは気持ちをなんとか切り替え、全国大会へと気持ちを移そうとするのだが……。
ガチャッ
吉良「邪魔するぞ、若島津、タケシ」
若島津「えっ、あ、あなたは……!」
沢田「吉良監督!」
控室で全員が着替えを終え、帰路につこうとしていたその時、入ってきたのは吉良耕三……。
かつて若島津、そして沢田が所属をしていた明和FCの監督である。
東邦学園のメンバーらにとっては殆ど初対面であるが、若島津としては懐かしい顔。
そして沢田にとっては去年まで面倒を見てくれていた恩師であり、再会を喜ぶのだが……。
そんな彼らにも、どうしてここに吉良がいるのかという疑問が浮かぶ。
若島津「どうしたんですか吉良監督、こんな所に……」
吉良「なぁに、可愛い教え子達があの三杉がいる武蔵相手にどこまでやれるのか……見てみたかったまでの事よ。
結果はワシの期待を裏切られる形であったがな」
沢田「うぅ……」
若島津「……面目ありません」
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0ch BBS 2007-01-24