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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[150]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/14(月) 23:24:52 ID:/vo7YqS+
D 輝夜 妹紅

鈴仙「(ど――どうしよう。 姫様と、妹紅かぁ……一緒に練習させたらどうなるのかしら……?)」

来月の試合に備えて、輝夜のセーブ力を鍛えたい。その一方で、妹紅の能力ももう少し詰めていきたい。
そうするためには、いつものようにコーチングを行って行くのが最適だと鈴仙は考えたのだが…
輝夜と妹紅とを同時に練習…? そんな難題、果たして自分が出来るのだろうか…?
サイドバックの問題は解決したが、二人が根本的に仲直りした訳ではないのだから、
また喧嘩に巻き込まれて文字通り命を削ることになりかねない。

鈴仙「(い、いや…! でも、@まずは姫様の練習を見てあげる! A次に妹紅の練習を見る!
――なら、なんとか可能かも。 凄く疲れちゃうけど!)」

しかし、それでもやると決めたのだから…と、鈴仙は『別々に二人をコーチングする』という
計画を立てて、まず輝夜の方へと声を掛ける。

鈴仙「姫様…今日、練習しませんか?」

輝夜「…まあ、正直あの吸血鬼に吹き飛ばされるのは死なないとはいえ御免だからね。 やるわ」

そして輝夜の了解を取り次第、次に鈴仙は妹紅の方へと向かい――。

鈴仙「妹紅! ごめん、今日の練習後、少しだけ残ってくれない?
前の試合でも言ってたみたく、一緒に練習したくて」

妹紅「え? 今じゃあ駄目なの?」

鈴仙「う、うん…。 ちょっと、師匠から姫様の練習見てくれって命令されてて…」

妹紅「ふうん…じゃあいいわよ。 待ってるから」

鈴仙「あ、ありがとう妹紅!(こ、これで妹紅が姫様にイチャモン付けに行ったら、私死んでた……!)」


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