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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[174]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 22:20:50 ID:yIe2MA1A
永琳「――ウドンゲ。 その異常に値が低い線…の下に書いてある単語を読み上げてみなさい。
ついでに、グラフのタイトルも」

永琳はそんな鈴仙を窘めるように冷たく言い放つ。
そんな師匠の態度に水を差された鈴仙は、少しだけむくれるも――。
グラフ下の単語とタイトルを読み上げた後、氷水をぶっかけられたように表情を蒼ざめさせる。

鈴仙「第XX期上半期、営業実績……そんで、この異常に低い線には…私の名前。
これは、師匠、つまり―――」

永琳「――つまり。 営業実績に対して大いに足を引っ張っているアンタに、喝を入れに来たのよ」

鈴仙「そ、そんなぁ〜〜〜!!」

永琳「今日売れなかったら……お仕置きするから。 
それが嫌なら、せめてノルマ以上は売ってくる事ね。 ウチだってボランティアじゃないのよ」

鈴仙「(あ、あれ……? ウチって確か『よく聞く薬を安値で販売して、人里の人間に非常に重宝されている』
――的な受け売りだったような……?)」

永琳「はいそこ! 考えているヒマがあるなら身体を動かす!」

鈴仙「す、すみませ〜ん!?」


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