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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[188]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/15(火) 23:47:53 ID:yIe2MA1A
★あんまりな結果だったので、ささやかなボーナス→ クラブ7 ★
クラブ→鈴仙のファンの篤志家さんが、憐れんで薬を買ってくれた!

???「あっ! うどんちゃんですよね! おーい、うどんちゃーん!」

鈴仙「(うどんちゃんってあんまし呼ばれたくないのに……、 きっと新手のイジメね……)」

鈴仙の背後から聞こえる、透き通った印象のある女性の声。
その声に鈴仙は若干の効き覚えがあったが、どうせ勘違いと無視を決め込んでいた所…

鈴仙のファン「――うどんちゃん! 無視しないでくださいっ! 私、貴女のファンなんです!
ホラ、いつも試合で『うどんちゃん』って言ってる」

その女性は鈴仙の元へと駆け寄り、明るく元気に声を掛ける。
どうやらファンであるのは嘘では無いらしく、手荷物にはルナティックスのロゴの入った
お手製の鞄があったり、鈴仙の兎耳をあしらった可愛らしいストラップがあったりした。
それに加えて、鈴仙を最初期から応援してくれている……という事実にも
心当たりがあったため、鈴仙は少しだけその警戒を解く。

鈴仙「――そう言えば、私がダメダメな時でもずっと「うどんちゃん!」
…って応援してくれる人が居たような。 …貴女だったのね」

鈴仙のファン「ええ、ええ! そうですよ、うどんちゃん!
ルナティックスの試合は、結成以降ずっと見に行ってますから!!」

鈴仙「えっ、そうなんだ…! ありがたいなぁ…!」

鈴仙のファン「大丈夫ですよ、うどんちゃんっていつも応援してあげたくなるオーラ発してるし。
――そして今も発しているようでしたけど…。 大丈夫ですか?」

鈴仙「あ、うん。 実は……」


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