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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[204]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/16(水) 23:21:23 ID:f8MZ0+tU
F:人里で何か変わった事が無かったかを聞く。(*イベントフラグが進行)

鈴仙と中山は暫しの間、とりとめの無い会話を楽しみ。

鈴仙「……そう言えば慧音さんが言ってたけれど。 最近人里が危ないんだってね…
来生君とかは大丈夫かしら? 怪我が無ければいいんだけど」

――と、たまたま話題が人里の治安の悪さにシフトする。
中山は鈴仙が伝え聞いた話を聞き、始めは相槌を打っていたのだが……。

中山「――そうだ! 鈴仙さん。 俺、大分前に人里に来た時…人里に
仮面を被った人達が群がっているのを見たんだ。 これって、幻想郷ではよくある事なのか?」

会話の繋がりで、中山はヒューガーズとの試合後の宴会帰りに出くわした
不気味な群れを思い出す。

鈴仙「いや、そんなのは聞かないけれど……。 酔っぱらっていた訳――はないわよねぇ…。
中山さん、お酒は全然飲んで無かったし」

妖怪の賢者によって、人里の人間は保護されている為、
幾ら深夜と言えども人里に不気味な、悪意ある妖怪達が流れ込んだりはしない筈。
幻想郷は妖怪を中心とした世界であるが、彼女等が糧とする人間が滅んでしまっては
生きては居られない。 ……となると、妖怪の仕業であるとは考え辛い。

鈴仙「じゃあ一体、何なのかしら……。 調査してみる必要があるかもしれないわね。
―――それでお手柄を挙げたら、今やストップ安の私株が上がるかもしんないし……」

中山「(鈴仙さんは、そんなに自分を卑下しなくても良いと思うんだが……)
――という事は、鈴仙さんは人里に行くのかい?」

鈴仙「ええ。 まあ、夜まで竹林で待つってのも良いけれど……。
ひょっとしたら、人里の荒れようと何かが関係するかもしれないし」


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