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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[250]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/19(土) 21:18:52 ID:???
鈴仙「何時の間にブン屋を辞めて、政治家にデビューしたのかしら?
……さっさと本題を言ってよ(どうせ、ロクでもない事でしょうしね……)」

その大袈裟な様子に、鈴仙は堪らず口を挟むものの――。

射命丸「――幸い、私達新聞記者には争いを止める力は無いものの、
争いの面白さ……ゴホゴホ! 争いの悲惨さを伝える事が出来ます!
そのためにも――」

射命丸は完全にそれを無視し、自説の主張に力を傾け続ける。
その主張とやらの中にも、明らかなる野次馬根性や商業主義が見え隠れしていたものの、
彼女はそれを何度も訂正して、耳聴こえの良い文章を作っていく。

射命丸「ですが、いつまでも争いについて書き続けるのはネタギレ……
いえ、その――私の心にも相当な負担を強いますし、読者の方々にも辛い思いをさせてしまいます。
ですから、そろそろ皆さまに幸せな情報をお伝えしたい。 そこで―――!」

そして五分程の時間が経ち。その主張はクライマックスに入ろうとしていた。
主旨としては上述した通り。要するに、『ストリートファイトのネタは飽きられたから、新しいネタが欲しい』と。
そしてその新しいネタの候補は―――!


射命丸「鈴仙さん! えーっと、えー……中山さん! アンタら、そこで抱き合いなさい!」

鈴仙・中山「は……はぁぁあああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」


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