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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[367]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/20(日) 23:49:34 ID:xTdjN08g
★来客だれかな?→ ダイヤA ★
ダイヤ→星「鈴仙! 今日は、命蓮寺で縁日があるので是非来て下さいね!」

鈴仙「あら、星じゃない!」

鈴仙がドアを開けた先にいたのは、背が高くすらりとした体型の女性。
しかしその顔立ちはやや幼く、無邪気な子供のような印象すら受ける、
命蓮寺の毘沙門天であり鈴仙の友人、寅丸星だった。

星「ええ、久しぶりですね、鈴仙。 とは言っても、私はこの間の試合を
観戦していましたがね」

妖しく微笑む星。彼女としてはライバルとしての威厳を保とうとした
表情だったのであろうが……根が純粋なお人よしである星のするそれは、
鈴仙には普通の親しみを籠めた、柔和な微笑みにしか見えなかった。

鈴仙「あっ、そうなんだ…! で、今日は何の用なの?」

星「ええ、実は……」

と言って、星は懐から一枚の紙を取り出す。
その紙には、恐らく命蓮寺のメンバーが手作りしたのであろうゴテゴテの文字で
「命蓮寺 第○回 縁日のお知らせ」
と、様々なイラスト付きで可愛らしく記載されていた。


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