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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[426]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/23(水) 23:05:56 ID:UYLuKTlk
★チョコバナナの味→ スペード3 ★
スペード→鈴仙「これは…ミラクルフルーツ味!?」早苗「おおっ! まさか同士が居らっしゃるとは!?」早苗と仲良くなれる!

鈴仙「ん…?」

その良く分からない味のチョコバナナを、眉間に皺を寄せながら食べていると…

早苗「いやぁ〜! 鈴仙さんは分かってらっしゃいますね!
やはりミラクルフルーツとは即ち、一口噛めば奇跡の味!
これ一番よく言われてますしね!」

鈴仙「は、はあ……(また絡んで来たよ、この人…。
信仰スイッチが入らなければ、悪い子ではないのでしょうけど)」

鈴仙に話しかけて来る、少しだけ変わった緑髪の少女――東風谷早苗。
今日の彼女は、薄い緑を基調として、何故か腋が見えるように切り目を入れてある浴衣を着ており、
いつもの青と白を基調とした巫女装束ではない。
その両手には水風船やら金魚の入った袋やら綿がしやらお面やらが一杯に握っている。
商売カタキの寺の縁日を120%楽しんでいるようだった。

早苗「いえ〜い、鈴仙さん。 楽しんでますかぁ〜!?」

鈴仙「――ま、まぁ…それなりに。 …っていうか貴女、山の神社をほったらかしにしといて、
こうやって遊んでいて大丈夫なの?」

早苗「…? 良いんじゃないですか? 別に諏訪子様達も反対していませんし」

鈴仙「ふうん…。 地上の宗教ってのも、いい加減ねぇ」


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