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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[476]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/25(金) 23:36:48 ID:GLMJ9cGs
A:YES

鈴仙「(まあ、これで行くっきゃないわね! 絶対にあのブン屋をギャフンと言わせてやるんだから!)」

鈴仙は密かにそう決意して、中山の部屋の襖を開ける。
中山も鈴仙のそんな思考を読み取っていたのか、

中山「ああ、俺なら準備OKさ。 札も持ったし、応急処置の道具も今日は用意した」

と、中山らしくもなく装い充分、やる気も万端と言った状態だった。

鈴仙「フフ…分かってるじゃない、中山さん! それじゃあ、今日も張り切っていくわよ!」

そんな中山の様子に鼓舞された鈴仙は、ますます打倒・射命丸に向けて勢いを強めて行くが…。

中山「(目的忘れてそうだなァ、鈴仙さん…)」

流石の中山は、鈴仙とは違い、本来の目的をしっかりと認識しているようだった。
そして、二人は勢い良く竹林を超えて人里に辿りつき…目当ての人物にも
運の良い事にすぐに出会う事が出来た。

射命丸「おや。 貴女は脱走兵さんじゃありませんか。
こないだの逃げっぷり、良い絵になりましたよ」

鈴仙「…減らず口を叩けるのも、ここまでよ。 なんたって、私はこの前の
敗北を受けて、パワーアップしたんだからね。 …至高の銃、フォーマルハウトの力で!」

射命丸「ほう、それは面白い…。 それでは決まりです。
貴女が負けたら――今度から貴女のあだ名はフォーマルハウト(笑)です!」


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