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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[484]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/26(土) 22:49:59 ID:???
射命丸「バカな…!? 誇り高き烏天狗でもある、この私が…! ギャアアアアアアッ!?」

バシュウウウウウウン!!

鈴仙の弾幕は量だけでは無く、質にも優れる。
一発一発が必殺の銃弾は、射命丸の強靭な身体を激しく焼き尽くし――。

射命丸「そ、そんな筈では…! ――む、無念です!?」

バタリ。軽い音を立てて地面に醜く倒れる。
慢心により、全力を発揮しきれていないという側面こそあったが…
それでも、鈴仙はにっくき射命丸を相手に、見事な完勝を遂げたのだった。

中山「れ――鈴仙さん、凄いぞ! まるで強力な妖怪みたいじゃないか!?」

鈴仙「フフ……まあ、こんなものね(――こないだ買った銃が無かったら、結構ギリギリだったけど…)」

心からの畏怖と尊敬の念を込めて駆け寄る中山に、鈴仙はフッと大人っぽく微笑み、
最大限の強がりで、中山に成果を誇ってみせる。

中山「――いや、凄い勝負だった。 これなら、聴衆達もきっと大満足だろうさ。 ほら、見ろ…!」

聴衆「ワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」「れーいーせんっ! れーいーせんっ!」
「射命丸って案外大した事なくね?」「いや、今のはウサギさんが凄かった!」「いえーいっ!」


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