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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[641]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/04(月) 00:55:44 ID:p2wLhb2Y
しかしマミゾウは、それこそが本題と言わんばかりに鈴仙へと一歩近づき、
声のトーンを落として芝居っぽく語りかける。

マミゾウ「――良いか。 人間達に争いが消えぬ理由。
それは天変地異でも、宗教家や新聞屋の扇動によるものでも無く。
もっと根本的かつ重大な問題が隠されている、という事じゃ」

中山「重大な、問題――?」

マミゾウ「……人間の里にて、とある一つの感情が欠落しておる。
その欠落が原因で、人々はその欠落の吐け口を無意識に求めておるのじゃよ。
現に今も、感情が全く存在しない時間が生まれ、そしてそれは――徐々に延びて来ておる」

鈴仙「―――とある一つの感情…?」

マミゾウ「…さ。 これから先は自分の目で確かめる事じゃな。
問題の発生から結構な時間が経ってしまった。 何時横槍が入るかも分からん。
――丑三つ時過ぎの、人里に向かうが良い」

中山「(丑三つ時過ぎ、か…。 そうか、俺が鈴仙さんを介抱していた時間帯だな。
そして、とある一つの感情とは恐らく―――)」

マミゾウは、ようやくに鈴仙達へ進むべき道を示し、
その説明に、中山は自分の出くわした異変の正体に気づく。

中山「行こう、鈴仙さん! 後はもう、行動を起こすだけだ」

鈴仙「ええ。 こうなったら、私だって異変を解決出来るんだって霊夢や魔理沙に自慢してあげるんだから!」

もう留まる理由は無いと、二人は再び人里へ踵を返そうとするが――。


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