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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[665]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/09(土) 00:32:21 ID:22PGDhzY
こんばんは。今日も(明日になっちゃいましたが)更新をしていきます。
>>663
完敗したら容赦無くそんな感じになりそうですね…w

★ようやくラスボスです→ クラブQ ★
クラブ→こころ「そんなもん知るか! 私と最強の称号を賭けて闘え!」急に襲って来た!

こころ「私の目的、それは……」

女の面を頭に載せたこころは、無表情ではあるが物腰穏やかに鈴仙の質問に応える…と、思いきや。

こころ「――ふざけるな! 誰がお前みたいな貧層なウサギ女なんかに話してやらんといけんのだ!」

鈴仙「ひいっ!?」

こころの頭のお面がふわりと浮かび、激昂する般若面に差し変わった途端、その態度は一変し、完全なる拒絶と敵意を示す。

中山「…や、やっぱり駄目だ! 鈴仙さん、ここは防戦するしかない!
それで相手が落ち着くのを狙ってから、会話を続けるんだ!」

鈴仙「そ――そうね…!」

後方の中山にすらはっきりと感じられるまでの、
今のこころの不安定さは、ある意味明確な殺意よりも恐怖である。
鈴仙もそれにようやくに思い至り、フワリと宙に浮き、自分の精神の弾丸を周囲に纏い、
何発かをこころに向かって威嚇射撃する。

こころ「むう…。 ど、どうすれば良いのかな…? ――と、そうなったら…あはははっ」

それを受けたこころは、周囲の面をルーレットのように目まぐるしく付けては外しを繰り返しては呟き、
より一層、その不安定さを増していく。 
そして、彼女の面が白黒の狐を模しており、もっとも鋭利な印象を受けるそれに変わった途端に。


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