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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[766]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/14(木) 23:41:44 ID:???
実況「さあ! 反町選手が早くもバイタルエリア手前でパスキャッチ!
射命丸選手もゴール前に全速力で駆けこみ、ねじこみを狙う格好となっております!
紅魔スカーレットムーンズ! ここでパチュリー選手抜きの中盤の弱さを明らかにしてしまった〜!」

前に走り込んでいた妖怪の山FCのストライカー・反町にボールを持たせてしまう。

反町「(この前の試合は、俺はノーゴールだったんだ! 穣子と静葉さんの頑張りに応える為にも、
今日の試合こそはゴールを挙げてみせる!)――アキュラシーシュートだっ!」

グアアアアッ…バッシイイイン!!

そして、反町は牽制も兼ねてミドルシュートを放つ。
その威力は小さく纏まってはいたが、決して低い訳では無い。
前情報通り、美鈴が二流のGKであるならば充分入り得るシュートであると反町は確信していたが…。

咲夜「――悪いけど、こんなつまらないシュートを許してしまい。
お嬢様の顔に泥を塗る事だけはさせないわ。 ―――時符・プライベートスクウェア!」

バッ! ―――バッ…チイイイイイイン!

反町「し、しまった! (だけど、ボールはまだ死んでいない! この位置なら、椛さんが…!)」

この試合、CBとして先発していた咲夜の渾身のブロックによって威力を大きく削がれてしまう。
だが、威力を完全に殺しきれた訳ではなく。
ボールはセンタリングのようにフワリと浮いて、PA内の上空を彷徨っていた。

椛「し――しめた! 行くぞ、ストリングプレイ・スパイダーベイb……」

それを絶好のチャンスと感じ、椛は高く跳び必殺のシュートを繰り出さんとするが…。
それは大きな間違いであった。


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0ch BBS 2007-01-24