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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[775]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/16(土) 00:48:30 ID:???
実況「さあ〜!! レミリア選手、やや右サイド寄りに切り込んでから低いセンタリングを出した!」

雛「だ、ダメ…! ここを通したら――!」

天狗E「雛さん、お手伝いしますっ!!」

フランに向かって、やや低い弾道のセンタリングを放つ。
鋭くも正確な、並みのゲームメーカー顔負けのパス力を誇るレミリアのパスは、
カットに向かう雛と天狗Eを自在に翻弄して、触れる事すら許さない。

フラン「やったぁー! お姉様大好きッ!」

ブウン! グワアアアアアアッ!!

無邪気な嬌声と共に、フランはおぞましいまでの轟音を立ててそのローボールに飛び付く。
背丈の低い彼女であるが、低空であれば関係が無い。
自慢のキック力を活かした、文字通りの必殺ダイレクトシュートが今、飛び出そうとしていた。

にとり「き、来たァッ!?(のびーるアームは改良したけど…ここは飛び出す!
そっちのがまだ弾ける可能性が高い筈だかんね!)」

河童A「ここはにとりの応援よ、河童C!」

河童C「もし万一弾く事が出来れば、相手のフォロワーが他に上がってない以上有利だもんね!」

妖怪の山FCの守備陣は、僅かな望みを持ちながらもそれぞれ飛び出し、クリアへと向かうのだが…。

フラン「―――皆、吹き飛んじゃえ! QED……495年の波紋ッ!」

ギュウウン! バッ!


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