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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[794]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 01:30:19 ID:???
実況「き、決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜〜〜ル!! 妖怪の山FC! 前半15分にして
待望の同点弾です! 雛選手を起点とし、射命丸選手が駆けあがった上で、
はたて選手がフォローしシュ−ト! そしてそれを反町選手が正確にねじ込むという、
まさに高度なチームプレーを魅せました〜!
レミリア選手とフラン選手の圧倒的個人技により挙げられた1点目とは全く正反対のこの展開!
果たしてどちらが勝つか、いよいよ分からなくなってまいりました〜〜〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「何だ、意外と良い勝負するじゃん」
「いや、お嬢様の様子が怖いよ……」「というか美鈴さんの命が心配だ……」

レミリア「………ふう」

咲夜「…………」

美鈴「あ……あわわわわ……ごご、ごめんなさい、咲夜さん、お嬢様……」

――早速、点を決められてしまった。
その事実に罪悪感と処罰への恐怖を浮かばせた美鈴は、逃げ場を失った子羊の如くに
プルプルと痙攣し、消沈した表情で自軍へと歩み戻るレミリアと、
氷のような無表情を貫く咲夜へ向かい、全力で許しを乞う。

レミリア「―――この程度の失点自体は、試合開始前から予測出来ていた事。
それよりも貴女は、次の失点を如何に防ぐか。 これのみを念頭に考えなさい」

レミリアは、美鈴の謝罪に対して極めて冷淡に応じる。
そもそもとして、紅魔スカーレットムーンズというチームは
個人個人の実力の高さに反して、チームとしての総合力はそう高くない。
FW・MF・DFの各箇所に当て嵌められるだけのタレントは揃ってはいるが、
今回の失点のように、その隙を狙われた上で猛攻を掛けられると非常に脆い。


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0ch BBS 2007-01-24