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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】


[795]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 01:32:43 ID:???
そんなチームの弱点を良く理解していた以上、
レミリアは美鈴の失態を想定の範囲内と捉え、あまり気にしてはいなかった。
ただし当然、敗北を甘んじて受け入れる程、レミリア・スカーレットはか弱くない。

レミリア「(見事なプレーだった、妖怪の山FCよ……。 だが――次は無いぞ)」

彼女は心の中で小さくそう宣言して、再びキックオフへと備えるのだった。


咲夜「(――今の失点は、私の原因ね。 あの天狗に、僅かながらも逃げ道を残してしまっていた)」

一方で、咲夜は冷静さを装いながらも、内心では自分の失策を恥じていた。
自分が最も得意とするタックルで、ギリギリであるとはいえ射命丸にバックパスの猶予を与えてしまった事に。

咲夜「(……だけど。 時を止める事は出来ても、時を戻す事はできない。 ここは――)
覆水盆に返らず。 次のプレーで挽回しましょう」

だがしかし、瀟洒な従者である彼女には後悔をする暇は与えられていない。
彼女は、自分自身にも言い聞かせるように美鈴に短く告げる。

美鈴「(咲夜さん、そしてお嬢様も……皆、打ち震えている。 私だけじゃない)
――は、はいっ! 紅美鈴! 次こそは全力を尽くしますッ!!」

そんな二人の様子の真意を汲み取った美鈴は―――改めて、自分に与えられた責務を
遂行する、しなくてはならないのだと決意を固めるのだった。


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