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【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】


[556]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/12/11(水) 23:46:57 ID:YFB4J3Ds
★イタリアのカウンター?→ クラブK ★
スペード・クラブ→「(無理に試合を展開させる必要はない。 ここは後半に備えて様子見だ)」

ヘルナンデス「(ここでカウンターに皆を上がらせていても、ロスタイムの判定次第では
逆に体力を消耗させた挙句、もう一度敵の攻撃が入るかもしれない。
それを防げるかは別としても―――俺自身、全力のセービングは留めておきたいのが本音だ。
となれば、この場面で同点を狙うとしても……それは速攻ではない)」

――あれだけのシュートをセービングしたにも関わらず、ヘルナンデスは未だ冷静だった。
どのような行動が最もチームの勝利確率を高めるか。
流石に機械のような頭脳までは持ち合わせてはいない彼であったが、少なくとも軽率な行動はしない程度の理性はあった。

鈴仙「(う、ううう〜ん……私達、本当にヘルナンデス君から点を取れるのかしら…?
これじゃあ、このまま1−0で勝ったとしても試合に勝って勝負に負けた気分だわ……)」

そしてその一方で、鈴仙は軽く頭を抱えながらも、何とか永琳やてゐ、パスカルと共に
敵のカウンターに備えるべく後方へと下がっていた。
全力のシュートを計3発も放ったため、僅かの息切れを感じつつも鈴仙はヘルナンデスが上げるであろう
フィードの行方に視線を傾注して……。

ヘルナンデス「――――トリノ。 そのままパスでマンチーニへと繋いでくれ!」

バシュッ!

トリノ「あ、ああ!」

鈴仙「えっ!? ぐ、グラウンダーのパス…!?」

鈴仙が呆気にとられていると、トリノは少しだけ前方へと上がり…。

トリノ「……マンチーニッ!」


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