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【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】


[801]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/12/23(月) 18:08:15 ID:???
イタリアJr.ユースメンバー「なんでだ、何でこんな事に…!?」「どうしてこうなった!」「この時間で再び一点差か…キツいな」

フィールドではヘルナンデスが地面に腕を何度もたたきつけ、そしてベンチではブルノが何度も素粒子の姿になり再生する中…。
イタリアの他のフィールダー達も、この異様な失点が現実の物であると漸く認識し、いよいよその混乱、混沌は高まって行く。

てゐ「……なあ、鈴仙ちゃん。 私の右ホッペをぎゅっとつねってくんないかなぁ? これ、多分夢だと思うし」

鈴仙「…う、うん。 了解よ、てゐ(落ち着いて考えてみると、私以外の皆って何者なの…?
脳内キャラとしたら、現実でも成長するっておかしいし…―――いや、自分の脳内にツッコミを入れるのもおかしいけど)」

ギュッ…

てゐ「あー痛いわ。 ……ふぅ」

鈴仙「(あ、痛いんだ)」

―――何はともあれ、ゴールを決めたてゐとその立役者である鈴仙は、この微妙な空気を感じながらも
センターサークルにて互いに互いのほっぺたをつねって労い合う(?)。

永琳「……まさか、アレが入るなんてね。 この私の目をしても予想外だったわ」

鈴仙「えへへ……私もびっくりですよ。 私もまさかホントに入るとは思って無かったってゆうか…」

それに対して声を掛ける永琳。普段は氷のように冷静な彼女ですらも、流石にこのゴールは想定外だったらしく、
珍しく疲弊した表情で額に手を当てて、呆れつつも鈴仙に対してぼやくような様子である。

永琳「―――だけど。 このあまりにイレギュラーかつ狂気的な経験は…
きっと、貴女達の中に眠っていた能力を解放させるに足るものだったと思うわ」

ただし、永琳が彼女達に対して問いかけたい事はそうしたぼやきでは当然無かった。
彼女は、このてゐのロングキック…そして鈴仙の全力ダッシュからの華麗なスルーを経て、
何か新しい技巧への『きっかけ』を得たのではないかと考えていたのだ。


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