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【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】


[82]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/24(日) 21:32:43 ID:/97sL6Z2
美鈴の補足に対して、レミリアは静かに頷く。
紅魔スカーレットムーンズのメンバーは、レミリアが前以上に永遠亭ルナティックスというチームに
対して興味を持っており、彼女達との練習試合を切望していたという事実を知っていた。

咲夜「(何時ものお嬢様ならば、博麗連合との試合を望むと思っていたのですが。
何故、永遠亭ルナティックスとの試合を…? 確かに実力的には、我々と拮抗している好チームだけど…)」

フラン「(誰でも良いから吹き飛ばしたいなぁ)」

ただし、そのレミリアの真意を知る者はこの中にも居ない。
ただ――咲夜以上にレミリアとの付き合いが長く、その考え方を良く知っていたパチュリーは
何となくであるが、彼女の真意を察していた。

パチュリー「(……まあ、恐らくは『あの子』の存在でしょうね。
外来人の助っ人という、一見イレギュラーな存在が多いこの大会に一人紛れる真のイレギュラー。
元々辿るべき運命を嫌い、そして捻じ曲げる事が出来る――可能性を秘めた人物。
そんな奴がいたら、あのレミィが放っておかない筈がないもの)」

永遠亭ルナティックスに所属する、とある少女の存在だろう。
かつてレミリアが、運命という場所から超越した存在である博麗の巫女に興味を持ったように、
現在のレミリアは、運命という場所の真正面に立ちながら、それを力づくで捻じ曲げようとする存在に興味を持ったのだ。
そう、その少女の名は―――。


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