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【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】


[224]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/02(木) 23:02:06 ID:???
元々妖怪の山スタジアムよりも収容人数が少ない人里のサッカーコートは、
鈴仙達が着く頃には、既に多くの観客達で溢れかえっていた。
チームメイトの多くは、その何度めかの経験に緊張したり、普段通りだったりと多様な様子を見せるが…。

中山「あれ…?」

鈴仙「? どうしたの、中山さん?」

――中山だけは、その中でも少し奇妙な様子だった。
目を細めながら、何度も遠く……具体的には、紅魔スカーレットムーンズのベンチ際を観察しようとしている。

中山「ああ、いや…何でもない。 多分人違いだ……」

鈴仙「あっ、また外来人の知り合い? 来生君や…森崎、みたいな」

中山「ん…いや、本当に良いんだ。 こればかりは、本当に気のせいと思うから。 ありえないんだ」

鈴仙「そ、そう……(ま、まあ…どうせ試合とかで顔を見たりするだろうから、その時に聴けば良っか)」

その姿を隣で観察していた鈴仙は中山にふと声を掛けるが…。
応える中山の口調も何時になく歯切れが悪い。
だがしかし、鈴仙もそこまで深くそれに突っ込む事も無く、身支度を済ませて
ルナティックスに用意された控室へと足を運ぶ。

中山「(――ありえない…筈だ。

『博麗連合に所属していると言った森崎有三が…紅魔スカーレットムーンズにも所属している』

筈が無い。まぁ、幻想郷では常識に囚われてはいけないという格言もあるが…
恐らく、ただ体格や髪型が似ているだけの、紅の…いや、赤の他人なんだろう)」

そして中山は、自身の思いこみをこう決めつけて。鈴仙の後を追い、控室へと向かうのだった。


0ch BBS 2007-01-24