※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】


[383]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 21:13:56 ID:???
鈴仙「(流石は名門チーム。 大観衆が居て、そしてそこからどんな反応があろうとも、
全く緊張を緩める事はない。 ――って、師匠の様子とか見ると、ウチも同じ風に思われてそうだけど)」

そんな彼女達の雰囲気にやや飲まれながらも、負けじとCFとしてセンターサークル付近へと詰める鈴仙。

レミリア「…………」

その時、同じくCFとして、前方へとゆっくりと歩いて行くレミリアと目が合った。
彼女から客人としての認定を受けたものの、それ以来ほぼ彼女に合う機会はなかった鈴仙は、
何となく気まずい雰囲気を感じ、そっと目を逸らそうとするも――――。

レミリア「――」

それよりも先に、レミリアの口が開いた。 彼女は幽かな声だが、鈴仙にはっきりと聞こえるように。

レミリア「――可哀そうな子。 借り物の夢を、自分の物だと思い込んでいて、貴女はそれに気づいていない」

鈴仙「……!」

その言葉はあまりに曖昧で抽象的。 そのままコイントスへと向かったレミリアが通り過ぎた後は、
本当にそんな言葉が発せられたかどうかすらも疑わしい程に、それは幽かな物だったが―――。

鈴仙「(借り物の、夢……?)」

その言葉は、何故か鈴仙の頭の中に場所を作り、中々消えてはくれなかった。


0ch BBS 2007-01-24