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【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】


[570]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/14(火) 22:40:52 ID:???
C:う〜むと唸っている中山に話しかける。

鈴仙「…中山さん、何か敵の作戦にでも気付いた?」

中山は一人仏頂面で腕を組み、ううむと唸りながらゴールと…ゴールキーパーである
大陸から来た少年・陸を凝視していた。

中山「――いや。 あんな選手、今まででも始めて見たなと思って。
入院していた時は退屈で、世界中のサッカーの試合中継を見続けたり、
雑誌を読みふけっていたりはしたが。 真っ先に手で無く足が動いた上に、
永琳さんのシュートに負けないくらいの鮮やかさなブロッキングを見たのは初めてだ」

鈴仙「へ? そ、そうなの? 私、てっきり苦し紛れに足を振り回してただけかと――」

中山「いや、違う――と思う。 それに、鈴仙さんのシュートに対してセービングに行く時も、
距離的時間的余裕があったにも関わらず、彼は脚を振り上げていた。
余程脚でのセービングに自信が無い限り、ああは動けまい」

鈴仙「な、なるほど……(中山さん…視力良過ぎィ!? 私はただゴールを決める事しか考えてなかったのに…)」

中山はしっかりと認識していた。今のゴールは、決してGKの怠慢では無かったと。
そしてそのGKは、どういった経緯からかは知らぬが、足技において素晴らしい能力を発揮する選手であるという事を。
鈴仙には無い、中山の洞察力の鋭さがここに来て光っていた。


0ch BBS 2007-01-24