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【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】
[654]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/01/15(水) 22:54:51 ID:LkIlb1hg
実況「ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル! 天才が決めた後は紅帝が決めた〜〜!!
レミリア・スカーレット選手! 前半11分のこの局面で、値千金の同点ゴール!!
永遠亭ルナティックスの強固な中盤・そして守備陣を破ったのは当然、必殺のマスターオブレッドサン!
勝負は実質、天才:八意永琳と、紅帝:レミリア・スカーレットとの一騎打ちに近い形に!
これはもう、最後まで目が離せませ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「レミリアお嬢様〜! 素晴らしいシュートでした〜!」「何を! 次はえーりんのドリブルが炸裂するぜ!」
「レミリア!」「永琳!」「レミリア!」「永琳!」「レミリア!」「永琳!」「レミリア!」「永琳!」「レミリア!」「永琳!」
永琳が天才的なシュートを決めたと思えば、レミリアが貫禄溢れるシュートでそれを返す。
そのド派手な試合展開は、多くの観客達の満足に沿っており、異論を唱える者は独りも居ない。
しかしそこには現実として、周囲の選手の活躍や努力は軽視されており……華やかな永琳・レミリアコールの中。
鈴仙「(なーんか。 何やってるんだろ、私……)」
――ひたすら努力を重ねて来た筈なのに、その結果が報われていない。
鈴仙は一人でしょげかえった風に、結局ボールが来なかった敵陣からとぼとぼと歩いて、
次のキックオフに備えようとする。 その足取りは、大した疲労感も無い筈なのに、ひたすらに重かった。
鈴仙「(そもそも私って……師匠にオンブダッコが嫌で。 自分も活躍して、
師匠と並んで活躍出来るようになりたいって、中山さんとかパスカル君とかの姿を見て、一念発起したんだっけ。
――あれから、上手く行った事もあるけれど……最近はこんな展開ばっかり)」
これまでの努力で感じなかった疲労感・徒労感が、じわりじわりと鈴仙を襲おうとしていた。
所詮自分如きが頑張っても、種族の壁・天才の壁は壊せないのだ。
そんな現実が、今実際に立ちはだかっている様子を実感していけば行くほど、
鈴仙の気持ちはより重く、重く沈んで行きそうだった。
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0ch BBS 2007-01-24