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【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】


[85]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/12/29(日) 01:46:19 ID:???
ウサギE「ど、どえりゃああああああああああっ!」

ダダダッ! ズザアアアアアアアッ! バチッ!

マンチーニ「(やはり、無理だったか。 俺とした事が……!)」

ここもまた、ルナティックスの堅守に阻まれる。
ウサギEが、態勢崩しをも気にしない執念の顔面ブロックで、マンチーニのシュートをはじき出す。
そのこぼれ球は、元々フォロワーに回っていたウサギBが無事フォローし、前線へとクリアされてしまう。

佳歩「ありがとう、ウサギBちゃん! 後は私が…!」

クッ……ススッ! ズバアアアアアッ!

コンティ「くそっ、こいつやっぱり巧い!」

フレッド「(何度もトライすれば抜けそうではあるが……如何せん、時間と士気が無さ過ぎる!)」

更には、このボールをフォローした佳歩もまた、ここに来て持ち前の粘り強い意固地なキープ力を発揮。
平均して高い能力を持つも、突出している訳でも無いイタリアのフィールダー陣を翻弄し、
イタリアの僅かな逆転、同点の芽すら摘み取って行く。

そして、佳歩はそこから中山、パスカル、永琳……と、ルナティックスの中核選手へとボールを巧く繋いで行き、
イタリアは、どんどん攻撃に行けない態勢が形造られていく様子を、
為すすべなく眺めているような格好を取らざるを得なくなる。

これもまた、チームに強力で突出した守備力を持ったDF……サルバトーレ・ジェンティーレのような逸材が居れば、
決して起こる事の無かった事態であると、イタリアJr.ユースの誰もが考えていた。
そして更に言うと、この中に世界最高クラスの司令塔となる選手が居たとすれば――。
八意永琳が君臨する中盤も決して絶望的なものでは無く、まだ逆転の芽が見えていたのかもしれない。

しかし、仮定は元より現実として、今のイタリアにそのような選手はいなかった。


0ch BBS 2007-01-24