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【ディアスの】キャプテン霧雨99【出来ないこと】


[690]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2014/02/22(土) 01:09:35 ID:???
ギュルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!

若林「あ………」

そして、気付けば嵐は目前へと迫っていた。
反射的に体はボールを止めようと腕を持ち上げた。
しかし、その頭にこのサイクロンに逆らおうという意思はなく―

ドゴォッ
ズバァッ!!

ピッ……ピィィィィィィィィィッ!!

観客「な、なんだありゃあ………」「トルネード…?」「い、いや……そんな威力じゃ…」

ゴールを奪ったサイクロンはネットを引きちぎり、ゴール裏の看板にめり込み穴を空けた。
そのシュートの衝撃に、観客たちは驚きつつも興奮を隠せないでいた。
そして、それは意外なことにも人里の選手たちもそうだった。

人里MFV「す、すげえ……まだ、まだあんなシュートが!」

慧音「ディアスめ……まだ出し惜しみをしていたのか」

彼らはディアスの卓越した技術は理解していたが、サイクロンの存在を知らなかった。
だからこそ、彼らは観客たちと同じような単純さで自分たちはまだまだ負けないと考えていた。

パスカル「(……くそっ…くそっ……!)」

その彼らに対し、パスカルは彼らしくもなく、苛立ちを隠せなかった。
出し惜しみなどと言う話ではない。かつての敗北から、サイクロンは使えて一度と理解していたのだ。
当然、ディアスはその一度を勝利を確定させるために使いたかった。しかし。


0ch BBS 2007-01-24