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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
[237]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/02/02(日) 01:01:44 ID:/JgWtiA2
前半戦の総評について、あらゆる観客が――そしてライバルチームが会話に花を咲かせる。
それは、満を持して現れた幻想郷きっての名門チームについても決して例外では無く…
霊夢「あの中山って選手、大丈夫なのかしら」
魔理沙「おっ、どうしたどうした? 今度こそ興味のある奴が出て来たのか?」
霊夢「――興味ねぇ。 まぁ、無いって言ったら嘘になるかしら」
天子「えっ、なになに!? 面白そうな話なら私も混ぜなさいよ!
アンタたち、「女3人揃えば文殊を知恵」っていう名台詞も知らないわけ!?」
魔理沙、天子、そして霊夢。――博麗連合の中心選手である3人もまた、試合に関する話題を挙げざるを得なかった。
良い意味でも悪い意味でも平等で、他者に必要以上に肩入れしない気質の霊夢が発した中山を案ずる言葉に、
ゴシップ的な意図も兼ねて、友人とも呼べるべき魔理沙と天子がわいわいと詰め寄る。
その光景自体は、大変華々しく、また毒の無いように映っていたが――
霊夢の心境は、そうした浮わついたものからは、やはり浮いていた。
霊夢「(中山政男…。 彼こそが、紫の言う今回の『異変の元凶』。
もしもそれが本当だとすれば。 私は――彼を「退治」しなくてはならない)」
霊夢が試合中の中山に見せていた表情。 それは純粋な好奇心でも、ましてや恋慕でも無く。
何時も通りの妖怪退治の際に見せる、「仕事」としてのそれ。
霊夢はサッカーも含めた日常について非常に暢気で怠惰ではあったが…博麗の巫女としての業務。
すなわち、幻想郷の秩序を規律する事については――常に真摯である事を自覚していた。
*霊夢の中山に対する感情、霊夢→(退治すべき敵?)→中山 が判明しました。
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0ch BBS 2007-01-24