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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
[369]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/02/08(土) 18:50:14 ID:???
――実際に、スカーレットムーンズの中心人物達は、尚も冷静だった。
点差がある以上は攻めるしかない。 しかし、それは神頼みの特攻であってはならない。
その事をしっかりと熟知しつつ、彼女達は迅速にキックオフに備える。 そして――。
フラン「ウフフ……やっぱり、皆駄目じゃない。 やっぱり…私が全てを壊さないとね…。
フフフ……アハハハハハハハハハハハハ!!」
レミリア「フランドール…そう、今はそれで良い。 貴女の狂気は、今こそ牙を剥かなくてはならないのだから。
…見ていなさい、永遠亭ルナティックス。 私は……私達は、負けない!」
前半戦から通して30分以上ゴールを挙げていないフランドールの狂気は、
いよいよ抑えきれぬまでに高まる。
3点差を埋め、逆に差をつけるだけの資源は、未だ彼女達には揃っていた。
*****
一方でルナティックスサイドでは、当然敵の反撃を警戒してはいるものの、
後半の早い段階で3点差を作ってしまった以上、どうしても安堵が抜けきらない。
鈴仙も、この時は掛け値なしに妹紅に近づき、彼女のシュートを祝福していた。
鈴仙「妹紅、ナイスシュート!」
妹紅「ありがとう、鈴仙。 お陰でなんだか、シュートを撃つ時のコツが少し分かって来た気がするよ」
鈴仙「そ、それは良かった…(でも、妹紅がこのままシュートを極めて行ったら、
私のカゲが余計に薄くなりそうな…――って、ダメダメ! そんな邪な事考えてちゃ!?)」ブンブン
妹紅「…? どうかしたの、鈴仙?」
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