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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】


[588]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/02/13(木) 23:07:19 ID:???
実況「こ…これはなんと! またまたルナティックスのゴールです!!
この試合、サイドハーフとして地味な活躍を挙げていた佳歩選手がとうとう爆発した〜!!
芸術的なまでに美しい高速シュートを決めて、再び点差を3に広げてしまった〜〜〜!!」

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

佳歩がゴールを決めた後の観客の様子は、まさに混沌を体現していた。
名門・スカーレットムーンズが大敗を喫する一歩手前の状態となり悲鳴をあげる者。
これまで後塵を拝していたルナティックスが、見事紅魔に下剋上を挙げた事に熱狂する者。
佳歩という将来有望な選手に対する期待と注目混じりの歓声。
中盤を容易く突破されたパチュリーや、この試合5失点を喫した陸への失望の籠った罵声。
その内実は様々ではあるが――何れの誰もが、この結果を始めから予測出来なかっただろう。

そしてそれは、「彼女」であっても例外では無かった。

霊夢「…んー、おっかしいわねぇ」

天子「えっ、何が? …まぁ、確かにこの点差は見事だなって関心はするけどさ。
それでも、このくらいだったら割とあったりするし。 どこもおかしくは無いんじゃあないの?」

霊夢「私の勘も、少し鈍ったかなって思ったのよ。
私の勘が正しければ、今の試合は4−3でスカーレットムーンズが勝ってるか、
3−3で引き分けかなぁ…って思ってたんだけどさ」

森崎「(プクク…何が勘だよ。 それって結局は、自分の無能をひけらかしてるだけじゃねーか)」

霊夢は、何時もの気だるげな表情を変えずにその細い首をきょとんと傾げて、
しかし心底不思議そうな目線をサッカーコートに向ける。
その様子は普段霊夢の才能を毛嫌いしている森崎にとっては最高に気分が良い物だったが…

魔理沙「(…マジかよ。 だとしたら――いよいよ異変ものだぜ、それ。
霊夢が言ってたみたく、紫の戯言じゃあ無いっていうのか……?)」


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