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【運命を】鈴仙奮闘記14【切り開く】
[602]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2014/02/13(木) 23:48:03 ID:hm5UE8Tk
鈴仙「――えっ、そ……そうなの!?」
佳歩「あっ、いえ…! 別に、鈴仙さまと一緒がイヤって訳じゃないんです!
むしろ、その逆で……。 私、ホントはFWよりも…SHとかMFの方が、鈴仙さまのパートナーとして、
お役に立てるんじゃないかって思ってたんです。
私、どうしてもフィジカルは弱いですし、ダイレクトシュートだって苦手だから。
それなら、ミドルシュートとドリブルで動けるMFの方が、鈴仙さまのアシストを稼ぐお役に立てるじゃないかって。
――もちろん、これから苦手なパスを鍛えるっていう前提ですけど…」
佳歩は、今度は申し訳なさそうな顔を浮かべて鈴仙にそう告げる。
ひたむきに、真っ直ぐだと思っていた佳歩は……しかし白痴では無い。
しっかりと現実を見据え、自身の理想と、それに至るまでの課題を彼女なりに分析していた。
――そして、しっかりと分析をした結果が、自身の理想とは離れている。 それを理由に、佳歩は悩んでいたのだ。
鈴仙「か、佳歩…(――驚いた。 元々頭の良い子だと思っていたけど、まさかここまで冷静に自分の実力を分析してたなんて。
それで、佳歩はこれまでも…そして、今も尚…きっと悩んでいるのよね)」
適性とは離れていても、自分の夢であるFWを目指すべきか。
それとも、自分の適性に比較的近いOMF、特にSHやWGの能力を鍛えて才能を開花させるか。
鈴仙「(佳歩は今…そのどちらかで悩んでいるのよね。 これから自分はFWとして特化していくのか、
それともOMFでアシストを稼いだり、SHとしてサイド際の職人選手となるのか。
ここはしっかりと、佳歩に助言をしてあげなくちゃ……!!)」
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0ch BBS 2007-01-24